出雲大社大しめ縄

出雲 神迎祭行ってきました!

今更すぎますが、11月に出雲大社にて行われた神迎祭についてブログ書いていこうと思います。

え、なんでこんな更新が遅れたのかって?色々あるのよ色々。

 

旧暦10月のことを神無月と呼びますが、ここ出雲では神在月と呼びます。それは全国の八百万の神様たちが一年に一度この時期出雲大社に集合し会議を行うため。そして先日11月9日に出雲大社にて神迎祭が行われました。その日は宿も満室で、ゲストさんたちも祭りに出向いてたみたいですね。自分も宿にオーナーを一人残し他のヘルパーと共に祭りに参加してきました。

….とは言いながら自分、最近まで神迎祭についてなにも知りませんでした。お恥ずかしい限りです。しかし、ここ出雲に住みながら知らないわけにもいかないにで軽く調べてまいりました。みなさんはもちろんご存じですよねー。

神迎祭神事

【神迎祭】
出雲大社の西方1kmにある稲佐の浜で、神々をお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)が行われます。
夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置されます。
神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続きます。
この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われます。これが終わると、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられます。
※出雲観光協会ホームページより

 

いなさの浜につくと御幣(ごへい)を手渡され、これを持って一緒に神事に参加します。

御幣

御幣とは、簡単に言うと神様の依り代となるもの。これを持って神事に参加するとここに神様が宿るわけです。そして家へ持ち帰り、目線より高いところに祭ります。そして毎日手を合わせて祈願すると、願いを聞いてくれるかもしれない….というわけです。

(こんなの常識ですよ、はっはっは。一緒に行った人だれも知らなくて近くにいたガイドのおじさんに聞いたとかそんなのではありません。えぇ、ほんとに)

 

そして暗闇の中にかがり火がたかれ、 神職たちにより祈りが読み上げられるわけです。

神迎祭かがり火 神迎祭かがり火

 

神様が到着されると、「神迎の道」と呼ばれる道を通り、出雲大社へと向かいます。我々も神様の後に続きぞろぞろと住宅地のような細い神迎の道を歩いていきました。

 

出雲大社に到着されると神様たちは神楽殿へと入ります。そして歓迎の儀が宮司、神職によって執り行われ、神迎祭の期間中神様が寝泊まりされるといわれる十九社に入られます。

21時ごろに神迎祭が終わると一般参加者も神楽殿へ入ることが許され、そこで到着されたばかりの神様に祈りをささげることができます。

毎年参加者が増えているそうで、この時も境内にはたくさんの参拝者がいました。

神迎祭 神迎祭境内

神迎祭はここまで。その後何日か「縁結び大祭」が行れます。縁結び大祭は参加に制限があり、全員参加できるわけではありません。それでも多くの人が出雲大社へと足を運びます。この時期が出雲は一番混んでいるかもしれませんね。

 

神迎祭に興味を持たれた方、来年はぜひご参加ください。そしてその時は出雲ゲストハウスいとあんにご宿泊を!(この時期は非常に、それはもう非常に混んでいるので早めのご予約を!)