ご案内


長田染工場は日本でも希少な「筒描藍染」の手法を守り続ける高瀬川沿いの藍染の工房です。出雲地方では嫁入り道具として藍染の布団や夜具、風呂敷などをそろえていました。そのため出雲には200軒あまりの藍染の工房があったようですが、現在出雲ではこの一軒のみ。高瀬川で糊を落とす姿はとても貴重なものになりました。「島根県指定無形文財」や「ふるさと伝統工芸品」に指定されています。筒描きがおりなす伝統的な文様を深い藍色とともにお楽しみください。

工房内見学

天然藍を発酵建てしたものを使用し、自然と対話をしながら染料の状態を保っています。そのさじ加減は五感。瓶から指ですくい、舌先につけて味をみたり、香りで感じ取る……という職人の世界です。長田染工場は筒描きという全国でも数少ない手法で絵を描いていきます。生地全体を染める前に、染めない部分に糊をのせていきますが、筒袋に糊を入れて、手で絞り出して図柄を描きます。一つ一つ手描きで行うため、大きいものだと20日から三週間以上かかるものもあります。
長田染工場
親子ともに元気でおしゃべり好きな4代目長田茂伸さんと5代目の長田匡央さんが、作業工程の説明や、藍甕の見学などをさせてくれます。タイミングがよければ実際の作業も見ることができますよ。土日祝日についてはお問い合わせください。

展示品・販売品

工房奥では年代を経たものかた新しいものまで展示品を見ることもでき、藍染の時を経た美しさや味を楽しめます。時期にはよりますが、販売品を選ぶこともできます。風呂敷をはじめ、のれん、テーブルセンター、コースターなど、幅広い商品を取り扱っています。オーダーメイドも受け付けています。

アクセス・利用時間

施設名称 長田染工場
住所 693-0011 島根県出雲市大津町1109
行き方(徒歩) 当宿から徒歩12分。高瀬川沿いに西へ300m。
行き方(車) 当宿から車で2分。高瀬川沿いに西へ300m。

 

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